ホウシノココロ。


介護報酬の不正申請。

人員水増し。

それに対する制裁から(違法ではないけれど)回避しようとしたこと。


そんな問題で事業存続の岐路に立たされている業界トップのコムスン


コムスンの親会社でGWグループの折口会長が、連日ニュース番組での謝罪。


でも、内容は事務手続きの不備だったと聞こえるような説明。


今日のとくダネ!では、コムスンの現場の人の不正の実態についての生電話。

ピーコさんと諸星さんの業界最大手だからこその業界・政府・人々への責任を問うおもい重い批評。


そして、折口会長が涙を見せる一幕。

震える唇をかみ締め、涙と嗚咽をこらえているような表情が印象的だった。




でもこの中で、一番印象的だったのは小倉さんや番組のフォローだとも感じる。


あってはいけないことをしたコムスンは、もちろん白い企業というわけではない。


それでも、お金のために利用者を食い物にしてきた悪の組織なんかでもない。


拡大思考・利益追求を介護に持ち込んだと批判されるけれども、理念を持って利用者からきちんと評価される企業であったことも違いないように思う。



問題を起こしたものを悪に仕立て上げるような、一方的な報道が多く感じるような中、

コムスンが利益が上がらない介護事業のなかで利用者から評価されている点も報道したことが印象的だった。



今回の問題はもちろんコムスンの責任。

その問題をどれだけ把握していたかはわからないが、社長はもちろん折口会長の責任でもあるだろう。

それでも、この問題を生かしてさらにいい事業を展開してもらえればなと、福祉とか言うものをかじった人間としては思う。


政府にも、業界の実態を踏まえた、もう少し介護実施者について考えた施策を行ってほしい。


介護を行う人たちは、ボランティアではなく、自ら生活していかなければならないプロフェッショナルなのだから・・・