うき

蝦夷にもどれないとわかったとき、ショックだった。

わかる前から、自覚していたつもりだった。

言い聞かせていて、納得づくのつもりだった。

それでも堪えたし、第3希望に落ちて、第4希望にのみ合格したことがおいうちだった。

今更、贅沢を言える立場ではないといい聞かせても、偏屈に飾り立てた誇りが疼いた。


結局、その想いとは向き合わないですんでいるが、自分の中途半端ぶりが浮かんでくる。

なにやっても半端。

短い残り時間で何を突き詰めようか。